ロジレスで不良品(B品)在庫をリアルタイムに確認する方法 — 保管状況のロケーション検索活用ガイド
公開日:2026.06.24
更新日時:2026.06.24

フロントラインの成田です。今回は、ロジレスの「保管状況」画面と「ロケーション検索」機能を活用して、マーチャント自身がいつでも不良品(B品)在庫を確認する方法を画面キャプチャ付きで解説します。

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この記事はこんなEC事業者様におすすめです
返品や入荷検品で弾かれた商品など、いわゆる不良品は倉庫側で日々発生しています。しかし、マーチャント側から不良品の数量をリアルタイムに把握できなければ、在庫精度が落ちるだけでなく、不良率の算出やサプライヤーへの品質改善フィードバックもできません。
不良品の在庫状況がリアルタイムにわかるだけで、適切な値引き販売や廃棄判断をタイムリーに行え、在庫回転率の改善に直結します。
- 倉庫に不良品がどのくらいあるのか把握できておらず、棚卸しのたびに驚いている方
- 返品やキャンセルで戻ってきた商品の行方を追いきれていない方
- 不良品在庫の確認を毎回倉庫担当者に問い合わせていて、情報のタイムラグに困っている方
導入効果 — 不良品のロケーション管理がもたらす4つのメリット
不良品を専用ロケーションで管理し、マーチャント側から可視化できるようになると、以下の4つのメリットが得られます。
商品マスタが煩雑にならない
不良品を独立したロケーションで管理することで、良品の商品マスタに不良品の情報が混在する事態を防げます。商品マスタが煩雑になると、在庫数の不一致や受注時の引当エラーといったオペレーション事故につながりかねません。ロケーションで物理的に分離する運用であれば、マスタの見通しが良い状態を維持したまま、不良品の存在を正確に把握できます。
サプライヤーへの良品交換がスムーズになる
不良品在庫が商品単位・数量単位でリアルタイムに確認できるため、サプライヤーへの良品交換依頼を迅速かつ正確に行えます。「どのSKUが何個不良品になっているか」を即座にデータとして提示できれば、交渉のスピードも精度も格段に上がります。
複雑な返品フローを簡略化できる
返品は「まだ少ないから大丈夫」と後回しにされがちですが、世界のEC物流においても返品は深刻な課題として認識されており、返品フローだけを専門とする業者が存在するほどです。少ないうちに手を打たないと、いつの間にか処理しきれないほど溜まっていきます。不良品をロケーションで即座に可視化できる仕組みは、早めに属人化しない正しい返品フローを構築するための下準備として重要です。返品フローの設計については別記事で詳しく解説予定です。
コミュニケーションコストの削減
不良品の状況を確認するために倉庫担当者へメールやチャットで都度問い合わせる必要がなくなります。マーチャント自身がロジレス上でセルフサービスで確認できるため、倉庫側の対応工数も削減され、双方にとって効率的なオペレーションが実現します。
注意点 — ロケーションは倉庫側でのみ制御可能
不良品専用ロケーションの作成や商品の配置は、倉庫側のオペレーションによって制御されます。すべての倉庫がこの運用に対応しているわけではありませんが、弊社フロントラインの倉庫では不良品ロケーション管理に対応しています。委託先倉庫がこの運用に対応しているかどうかは、事前にご確認ください。
前提条件 — 不良品マスタのベストプラクティスが完了していること
本記事で解説する手順は、不良品用の商品マスタが倉庫側で適切に設計・登録されていることを前提としています。不良品マスタの作成にはロケーション設計や商品コードの命名規則など固有のベストプラクティスがあるため、別記事で詳しく解説予定です。
確認手順(5ステップ)
ロジレスの管理画面にログインしたら、以下の手順で不良品在庫を確認します。
ステップ 1 — 在庫メニューを開く

ダッシュボード画面の左側メニューから「在庫」をクリックします。在庫メニューには保管状況・日次在庫表・売上返品・在庫操作ログなど複数のサブメニューがありますが、不良品を確認するには次のステップで「保管状況」を選択します。
ステップ 2 — 保管状況を開く

在庫メニューのサブメニューから「保管状況」をクリックします。保管状況画面では、商品コード・識別コード・カラー・サイズなどの条件で在庫をフィルタリングできます。初期状態では商品単位での集計表示になっていますが、不良品を確認するにはロケーション単位での集計に切り替える必要があります。
ステップ 3 — 集計グループをロケーションに変更する

画面左上の「集計グループ」のプルダウンを「ロケーション」に変更します。この切り替えにより、検索条件にロケーションコードとロケーション名のフィールドが新たに表示されます。不良品は倉庫内で専用のロケーション(棚番)に保管されているため、このロケーション単位での検索が不良品確認の鍵となります。
ステップ 4 — 不良品ロケーションコードを入力する

「ロケーションコード」の入力欄に、倉庫から共有された不良品専用のロケーションコードを入力します。ロケーションコードは倉庫ごとに異なるため、事前に委託先の倉庫担当者に「不良品のロケーションコードを教えてください」と確認しておく必要があります。コードを入力したら「検索」ボタンをクリックします。
ステップ 5 — 検索結果で不良品の個数を確認する

検索結果に、不良品ロケーションに保管されている商品の一覧が表示されます。商品コード・商品名・カラー・サイズ・倉庫名・ロケーション名に加えて、入庫待ち・保留・保管中といったステータス別の数量が確認できます。この画面で「保留」や「保管中」に数値が入っている商品が、現在不良品として倉庫に保管されている在庫です。
便利機能 — 検索条件の保存でワンクリック確認を実現する
毎回同じロケーションコードを入力して検索するのは手間がかかります。ロジレスの「検索条件の保存」機能を活用すれば、一度設定した検索条件を保存しておき、次回以降はワンクリックで不良品在庫を呼び出せるようになります。
ステップ 6 — 検索条件を保存する

ステップ5で不良品の検索結果が表示された状態で、画面下部の検索条件バーにある「検索条件を保存」ボタンをクリックします。現在の検索条件(集計グループ、ロケーションコード、倉庫)がそのまま保存対象になります。
ステップ 7 — わかりやすい名前を付けて登録する

検索条件の管理画面で、保存する条件にわかりやすい名前を付けます。ここでは「B品」と入力していますが、複数倉庫を利用している場合は「B品(戸田第一FC)」のように倉庫名を含めると識別しやすくなります。名前を入力したら「登録」ボタンをクリックして保存を完了します。
ステップ 8 — 保存済みの検索条件からワンクリックで開く

次回以降は、保管状況画面の右上にある「保存済みの検索条件」プルダウンから、先ほど保存した「B品」を選択するだけで、不良品ロケーションの在庫が即座に表示されます。毎朝の在庫確認ルーティンとして組み込めば、不良品在庫の変動をリアルタイムに追跡できる体制が整います。
まとめ — 不良品在庫の可視化と返品フローの下準備を今すぐ始める
不良品在庫の確認は、ロジレスの保管状況画面で集計グループをロケーションに切り替え、倉庫から共有された不良品用ロケーションコードで検索するだけで完了します。さらに検索条件を保存しておけば、ワンクリックでいつでも最新の不良品在庫を把握できます。
しかし、私たちがご提案したい本当の価値は、単なる不良品の数量把握ではありません。不良品在庫がリアルタイムに可視化されることで、サプライヤーへの良品交換依頼や値引き販売の判断が的確になり、属人化しない返品フローの構築にもつながります。削減された確認工数やコミュニケーションコストを、ショップの商品開発やマーケティング、顧客対応の質向上といった攻めのアクションに100%投資できるようになる未来を、私たちはご提案します。
ロジレスの不良品管理やロケーション設計でお悩みの方、あるいは不良品マスタの作成から返品フローの構築まで一気通貫で設計したいマーチャント様は、ぜひフロントラインまでお気軽にご相談ください。ECシステムと物流現場のプロフェッショナルが、最適な在庫管理体制の構築をサポートいたします。

