株式会社フロントライン
物流

災害迂回ルート最適化と3PL共配・特殊品物流の一括化

公開日:2026.08.01

更新日時:2026.08.01

災害迂回ルート最適化と3PL共配・特殊品物流の一括化

株式会社フロントラインの成田です。有事における広域迂回対応、3PL事業者間の連携配送・施設共同利用、そして化粧品等のライセンスを伴うEC物流の外部委託化という3つの動向から、変化に強い物流オペレーションの構築手法を解説します。

ゼネラルマネージャー / 成田 遼太郎
ゼネラルマネージャー / 成田 遼太郎

月間数億円規模のECをShopifyで構築し、物流を最適化してきた実績があります。ECサイトの立ち上げから、複雑な物流課題の解決までトータルでサポート。貴社のEC事業がさらに成長するよう、効果的なECサイト構築と効率的な物流体制の両面から貢献します。

LinkedIn

月間数億円規模のECをShopifyで構築し、物流を最適化してきた実績があります。ECサイトの立ち上げから、複雑な物流課題の解決までトータルでサポート。貴社のEC事業がさらに成長するよう、効果的なECサイト構築と効率的な物流体制の両面から貢献します。

熊本地震時の九州道通行止めに伴う東九州道への広域迂回で大型車交通量が約5倍に増加

国土交通省の公表によると、熊本地震に伴う九州自動車道等の通行止め発生時、東九州自動車道への広域迂回要請を行った結果、同道路における大型車の交通量が通常の約5倍に増加し、被災地周辺への過度な交通流入の抑制に大きく寄与しました。幹線道路の寸断時には、迅速な迂回ルート選択と広範な交通分散がサプライチェーン維持の命綱となることが示されています。

出典元:熊本地震/東九州道への広域迂回で大型車交通量約5倍、被災地周辺への交通流入の抑制に寄与(トラックニュース)2026年7月31日投稿

災害時広域迂回ルート確保に向けた配送リードタイムと運行指示の見直し

災害時の幹線道路寸断においては、指定迂回ルートの利用により移動距離や所要時間が想定を超えて拡大します。現場オペレーションとしては、あらかじめ迂回が発生した場合の配送リードタイム変更基準を荷主企業と合意しておくことが不可欠です。また、ドライバーへの迅速な指示出しとTMS(運行管理システム)でのリアルタイム位置情報の把握、さらに到着遅延に伴う倉庫側の受入枠再調整などをシステム連携を介して柔軟にコントロールする実務体制の構築が求められます。

日本3PL協会が「改善ソリューション委員会成果発表会」を開催し人材定着や連携配送の課題解決策を発表

日本3PL協会は、東京および大阪会場をオンラインで接続した成果発表会を開催しました。本会では「人材定着」「連携配送」「物流施設」の3テーマに取り組む研究グループが成果を報告し、労働力不足やコスト高騰に直面する3PL業界における事業者間連携の実務的アプローチや、施設運用の効率化ノウハウが共有されました。

出典元:3PL協会、人材・連携配送・施設の解を研究発表(LOGI-TODAY)2026年7月31日投稿

3PL事業者間の広域連携配送と施設共同利用における実務標準化

3PL事業者同士の連携配送や施設共同利用を成功させるためには、事業者間でのデータフォーマットや作業マニュアルの標準化が極めて重要な課題となります。出荷荷姿やラベル規格、WMS(倉庫管理システム)における受発注データの連携方法をあらかじめ共通化しておくことで、現場の混載作業や積み替え時のミスのリスクを大幅に削減できます。個社の囲い込みではなく、業界共通基盤を活用した効率化を推進する姿勢が現場の生産性を一段引き上げます。

ファーストロジが化粧品製造業登録(包装・表示・保管)を取得しEC事業者向けワンストップ物流を強化

株式会社ファーストロジは、化粧品製造業登録(包装・表示・保管、第12CZ200352号)を取得しました。これにより、同社は化粧品や医薬部外品を取り扱うEC事業者やOEM事業者に対し、商品の入入庫・保管・配送にとどまらず、薬機法に基づく法定ラベルの貼り替えやセット包装などの作業までをワンストップで受託・提供する体制を確立しました。

出典元:ファーストロジが化粧品製造業登録を取得、EC事業者向けワンストップ物流サービスを開始(Commerce Pick)2026年7月31日投稿

化粧品・医薬部外品ライセンス連携を通じたECバックヤード業務の一括委託

化粧品や医薬部外品のEC販売では、単なる保管出荷だけでなく法定ラベル貼付や成分表示の管理といった薬機法遵守の厳格なバックヤード運用が求められます。EC事業者が自社でこれらの許認可や作業ラインを確保することは固定費増大の要因となるため、許認可を保有する3PLパートナーへの一括委託は有効な選択肢です。OMS(注文管理システム)とWMSの高度な連携により、ロッド番号のトラッキングや流通加工進捗を可視化する運用の確立が品質維持の鍵を握ります。

2026年8月1日のポイント

本日のニュースでは、災害時の広域迂回運用、3PL事業者間の連携配送、許認可を活用したECワンストップ物流と、物流現場の柔軟性と専門性を高める動きが揃いました。予期せぬ輸送障害や人手不足に対応するためには、単一の配送網や自社アセットに依存せず、事業者間の標準化連携や外部の専門機能を柔軟に取り入れる運用設計が重要です。現場のデジタル基盤(WMS/TMS/OMS)を整え、変化に迅速に対応できるバックヤード構築を進めていきましょう。

お問い合わせ・
資料請求はこちら

迷ったらまずはご相談ください。専門家がお客様をサポートいたします。

MEDIAの購読はこちら

物流・EC戦略のお役に立つ情報を定期配信中。
ぜひご登録ください!